2023年度入学者を対象に行われた、浦和ルーテル学院小学校の説明会(動画)に参加をしてきました。
その際に、浦和ルーテル学院小学校の先生がとても詳しく浦和ルーテル学院小学校の魅力を説明してくださったので、まとめていきたいと思います。
2023年度の入学試験を受験されるご家庭は、是非参考にしてみてください。
浦和ルーテル学院小学校の歴史
浦和ルーテル学院小学校は、埼玉県内初の私立小学校として1953年に浦和ルーテル学院小学校の前身である、聖望学園小学校として創立されました。
現在、埼玉県内に存在する「聖望学園」はこのときには系列校として存在していました。
1963年には、聖望学園浦和中学校が設立されました。
1970年には、小・中・高12年間一貫教育が行われるようになり聖望学園浦和高等学校が設立されました。
1974になる頃に、現在の浦和ルーテル学院小学校・中学校・高等学校の名前に改名され浦和ルーテル学院小学校の歴史が始まりました。
2015年には、現在の浦和ルーテル学院小学校が存在する浦和美園の地に、校舎を全面移転させました。
浦和ルーテル学院小学校の名前の由来は、ドイツの宗教家マルティン・ルターの教えを受け継ぐ「ルーテル教団」から来たものです。
キリスト教の教えに基づく学校を創りたいという野望を持った有志のために、アメリカのルーテル教団が手伝いに来てくれて創ることができたのです。
開校当時は、生徒わずか数名の私立小学校としてスタートし、徐々に大きい学校となっていきました。
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浦和ルーテル学院小学校の教育内容
浦和ルーテル学院小学校では、「ギフト教育」を念頭に掲げ日々子どもたちを指導しています。
浦和ルーテル学院小学校が考えるギフト教育とは、「神様が一人ひとりにかけがえのない才能・長所を与えてくれている」という考えからできた教育で、それぞれの子ども一人ひとりの長所を伸ばしていき、その子どもの人生に活かしていくという内容です。
また、同時に自分だけでなく時には周りの人を大切にすることで、自分の周りにいる人々を幸せにすることができるという教えも行っています。
ギフト教育のための環境とは?
ギフト教育については先ほど書きましたが、一体そのギフト教育を行うための環境とはどのような環境のことを指しているのでしょうか?
それは4つあります。
浦和ルーテル学院小学校の説明会では、細かく説明をしてくださっていたので順番に書いていきたいと思います。
少人数主義
浦和ルーテル学院小学校では、1クラス25名で構成されており学年では1学年3クラス構成で学級運営がされています。1クラス25名にしている理由は、子どもそれぞれの性格・長所などをきちんと把握できるということや、それぞれの家庭環境も把握できる人数であるからです。
小中高一貫教育
浦和ルーテル学院では、小中校合わせて12年間一貫教育を行っています。
小中校一貫校でない場合、小学校を卒業後には中学受験があり、中学受験が終われば高校受験と受験に向けての時間が多く取られてしまいます。
しかし、生徒1人ひとりの長所を伸ばしていくためには12年間一貫教育でゆとりを持って成長ができるというメリットがあります。
英語・国際教育
浦和ルーテル学院では、ギフト教育を行った後に教育が活かせる場所は世界にも通ずると考えています。今の子どもたちの時代では、世界に向けての準備が必要であるため国際的な教育にも力を入れています。
また、アメリカ合衆国にある浦和ルーテル学院小学校の姉妹校の生徒・引率の先生が、浦和ルーテル学院小学校に来校し、何日間か共に生活をする交流会もあります。
そのため、英語圏の国に行かなくとも浦和ルーテル学院小学校に通うことで、国際交流の時間を持つことができるのです。
キリスト教主義
浦和ルーテル学院では、キリスト教にのっとって「神様は、わたしたち一人ひとりを大切にし、愛してくれている」という考えを大切にしています。
また、自分が愛されていることと同じように他の人や、家族も神様に愛されている大切な存在であるということを知り、お互いに認め合うことを教えています。
以上が、浦和ルーテル学院小学校が考えるギフト教育の4つになりますが、コロナウイルスが始まって以降、この考えはより必要な時代に突入したと思いました。
他者とコロナウイルスと共存していくには、浦和ルーテル学院が伝えている「ギフト」が必要なことであり、根本にあると思いました。
人の心に寄り添い、人とともに幸せに生きていく力をギフト教育は教えてくれていると思います。
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浦和ルーテル学院小学校の年間行事
浦和ルーテル学院小学校では、年間を通して沢山の行事が用意されています。
4月 | 入学式 |
---|---|
5月 | 体育祭 |
6月 | 1年生・6年生遠足 |
7月 | 夏の山の上学校 |
9月 | スクールフェア |
11月 | 球技大会 |
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12月 | クリスマス会 |
2月 | 冬の山の上学校・マラソン大会 |
6月に行われる1年生・6年生の遠足や7月のスクールフェアでは、上級生が下級生のために、様々な催しものを考えて下級生を楽しませています。
例えば、みんなで行うことのできるゲームや遊びを企画して下級生との交流を楽しみます。
そうすることによって、下級生は上級生が準備している姿などを見て尊敬し、年月が過ぎていざ自分自身が上級生になったときに、当時の上級生がいかに頑張ってくれたかという感謝の心が育ちます。
浦和ルーテル学院小学校の行事では、クラスの団結力だけでなく学校全体での団結力・学びあいが多いと思いました。
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浦和ルーテル学院小学校・中等部・高等部の卒業生の話
浦和ルーテル学院小学校の説明会では、在校生徒が浦和ルーテル学院小学校での生活を話す時間や又、卒業生が登壇して思い出を話してくれる時間があります。
卒業生の話では印象深かった内容は、浦和ルーテル学院で12年間を過ごすとたくさんの友達の他に、いつでも信頼できる先生たちが校舎にいるということです。
浦和ルーテル学院小学校を卒業して、浦和ルーテル学院中学校に進学をしても困ったことがあれば、いつでも小学校の校舎に戻ることができます。
私立ならではの先生の移動がないこともあり、困ったときにはいつでも恩師に会える環境は、心のよりどころになるはずです。
また、他にも浦和ルーテル学院高等学校時代に大学受験期間には塾に通塾せずに済んだという話が驚きました。
浦和ルーテル学院高等学校では、生徒1人1人の希望大学・学科に進学させるためにたった1人であっても、先生が勉強に付き合ってくれたそうです。
生徒だけが1人で頑張って、全体の進学率だけを大切にしている進学校も多い昨今で、この話は心を掴まれました。
人間力を子どもに伝えている浦和ルーテル学院だけあって、とても暖かい「人間味」を感じました。
子どもを浦和ルーテル学院小学校から浦和ルーテル学院高等学校まで12年間預けたら、一体どうなるのかがとてもよく想像できて、安心感があります。
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浦和ルーテル学院卒業後の進路
浦和ルーテル学院卒業後の進路は、医学部から音楽大学・美術大学まで非常に幅広い分野の大学に進学をしています。
・東京大学
・筑波大学
・首都大学
・早慶上智ICU・GMARCH
・歯学部・医学部・薬学部
・芸術大学・音楽大学・美術大学 (参考:浦和ルーテル学院小学校説明会動画より)
幅広い分野の大学に進学できている経緯としては、浦和ルーテル学院の生徒1人1人の個性・希望を大切にしてきた結果であるとのことです。
長い生徒では、浦和ルーテル学院小学校から浦和ルーテル学院高校の12年間を浦和ルーテル学院で過ごすわけですが、先生との信頼関係も大きいのかもしれません。
また、浦和ルーテル学院高校では生徒1人1人が希望する大学・学部に進学できるようにするために、希望者がたった1人であっても必ず受験科目の各講座を開いています。
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浦和ルーテル学院青山学院大学系属校について
浦和ルーテル学院では、青山学院大学の系属校となったことは多くの方がご存知かと思います。
そもそも、「系属校」とは何かというと青山学院大学の建学の理念・教育方針をきちんと理解し、その教育の質を高めてくれる生徒を育成する学校を指しています。
もちろん、学業の面では一定の水準に達した生徒を入学させることとなりますが、青山学院大学では、浦和ルーテル学院に対し、内面の面でも豊かで且つ、キリスト教主義で世界に貢献することができる生徒を入学させたいと言われています。
基本的には、青山学院大学の系属校推薦として生徒の75%~80%を入学させることとなりますが、進学基準というものが定められています。
ちなみに、青山学院大学に推薦する生徒を100%にしない理由としては、青山学院大学にない学部や学科に進学を希望する生徒が毎年一定の割合いるため、100%の契約を青山学院大学と結んでしまえば、その他の学部・学科・大学を希望する生徒の願いをかなえられないからとのことです。
あくまでも、大学受験の志望校は本人の希望が第一である考えなのです。
また、青山学院大学への進学基準に関して説明会では、詳しい進学基準は話すことができないとのことでしたが、浦和ルーテル学院に入学後、大学進学を検討する頃にお伝えできると言っていました。
ですが、話の中では青山学院大学に一般入試で入学するよりも、相当優遇された形で青山学院大学に入学することができると断言しています。
相当優遇された形で入学はできるものの、浦和ルーテル学院小学校ではそこに甘んじず、きちんと学力・人間力を身に付けた生徒を育成していきたいという言葉が印象強かったです。
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浦和ルーテル学院小学校の説明会(動画)に参加の感想
今回、浦和ルーテル学院小学校の説明会(動画)に参加をしてみて、浦和ルーテル学院全体で温かみがあって、アットホームな学校という印象を受けました。
卒業生や在校生は、浦和ルーテル学院小学校の先生との心の距離がとても近く、第二の家族とも呼べるような関係性に感じました。
1日の中でも、子どもたちが多くの時間を過ごすのは学校なので、そこでの生活の充実度というのは、子どもの生活の充実度に繋がるのだとも思いました。
毎日通う小学校が楽しければ、自然と様々な分野に興味関心を抱き、熱中することができると思うので、この辺りはとても大切なことだと思います。
また、浦和ルーテル学院小学校のカリキュラム(青山学院大学の系属校化)では、浦和ルーテル学院小学校の「生徒第一」というプライドが伝わってきました。
浦和ルーテル学院自体の成績を伸ばすことはもちろんのこと、それより以前に生徒が自分の将来の夢を叶えるための手助け(サポート)を、責任をもって行ってくれていると思いました。
最近では、一貫教育校が時代の流れと共にかなり増えましたが、浦和ルーテル学院の一貫教育は、誰もが「浦和ルーテル学院に進学をしなければ学ぶことができない。」と思える
教育内容になっていると思います。
近年、首都圏全体で見てみてもかなり人気になってきている浦和ルーテル学院ですが、その人気になった理由がよくわかる学校説明会となっていました。
実際に願書に書く前に、基本的な願書の書き方も参考にしてくださいね。
- のんびり屋さんのおひとよし、忘れっぽく幼いタイプ
- 理解が早く、おしゃべりでしっかり者だが、生意気なタイプ
- こだわりが強く、あまり主張しないネガティブ思考タイプ
- 行動が俊敏で活発、怒られても平気で落ち着きがないタイプ
- 神経質で大人しく、直ぐに周囲に溶け込めないデリケートタイプ
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