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県立並木中等教育学校の偏差値・倍率・学費・難易度・評判・クチコミ

県立並木中等教育学校は、茨城県つくば市にある茨城県内で最初にできた公立中等教育学校です。
大きな特徴として、6年間を見通した学習と物事の本質を深く探究する独自の体験活動を行う、学校独自の「並木メソッド」という課題探究を実施していることがあげられます。
また、研究学園都市の一角に位置していることから、大学や研究機関と連携して科学教育を行っています。ここでは、県立並木中等教育学校の受験を検討されている方に分かりやすく全ての情報をお伝えしますので、受験の参考になさってください。

 

県立並木中等教育学校の偏差値

偏差値

偏差値
サピックス
四谷大塚男子 61 女子 62
日能研
首都模試男子 63 女子 63

倍率

区分募集者出願者受験者合格者倍率
2023年男子80268262803.3
女子80257254803.2
2022年男子80280276803.5
女子80321311803.9

 

中学校受験偏差値一覧
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県立並木中等教育学校の学費・授業料・寄付金など費用

入学金や授業料など必要な諸経費・授業料・学費

公立の学校のため、入学金や授業料はかかりません。
後期課程からは授業料がかかります。

初年度総額
授業料0円
PTA会費4,600円
教育振興会費23,920円
進路後援会費2,040円
生徒会費10,400円
給食費51,700円
教材等諸経費82,000円
合計174,660円
これらの金額は在学中も必要に応じて改定されることがある。(学校案内に記載内容を引用)

県立並木中等教育学校の寄付金

寄付金:不明
奨学金・特待生制度:不明

県立並木中等教育学校の入試日程と科目

入試日:1月6日
合格発表:1月18日
入学手続:1月18日~19日16:00
試験科目:

適性検査Ⅰ:45分
適性検査Ⅱ:45分

面接:集団面接を実施
受験料:2,200円

併願校の例

江戸川取手、茗溪学園、芝浦工大柏、専修大松戸、麗澤、安田学園 など公立の学校は、県立中学校および県立中等教育学校のうち、いずれか1校しか志願できませんので、よくお考えになって併願校選びをしてください。

 

県立並木中等教育学校の入試説明会

イベント名日時備考
学校説明会8月5日
11:00~ / 14:00~
会場:ノバホール(つくば市)
対象:小学5.6年生とその保護者
学校公開10月14日対象:小学4~6年生とその保護者

※どちらも、事前に予約が必要です。

 

県立並木中等教育学校の部活動

前期課程(1~3年)の加入率は90%以上です。

体育系クラブ

陸上(男子、女子)、水泳(男子)、バスケットボール(男子)、サッカー(男子)、剣道(男子、女子)、卓球(男子)、ハンドボール(女子)、軟式野球(男子)、バレーボール(女子)

文化系クラブ

美術・写真、英語、吹奏楽、弦楽アンサンブル、演劇、茶華道、囲碁将棋、文芸、科学研究

同好会

ラグビー、ハンドボール(男子)、水泳(女子)、鉄道研究

 

陸上競技部や男子水泳部、吹奏楽部などが輝かしい実績を残しています。

 

県立並木中等教育学校の評判・クチコミや保護者会の声

  • どの教科も進むスピードが速いので自習が必要であるが、先取りして学習できていいと思う。
  • 公立の学校のため授業料がかからず、私立に通うのに比べて学費を抑えられてよい。
  • 優秀な生徒が多く、先生方も熱心に指導をしてくれている。
  • 難関国立大学にも多くの生徒が合格しているし、医学コースもできたので今後が楽しみである。

私立に比べて学費を抑えることができ、高校受験を避けられることからも人気を集めています。
中高の6年間を共に過ごすことで仲間意識も強くなり、受験を気にせず学習や、やりたいことに打ち込める子ども達は幸せですね。

 

県立並木中等教育学校の基本情報(場所・校長・施設・沿革)

県立並木中等教育学校の住所・場所・アクセス・通学

住所茨城県つくば市並木4-5-1
アクセス
  • 「荒川沖駅」西口4番のりば出口より [関東鉄道バスつくばセンター行]行バス乗車 「学園並木バス停」下車
  • 「土浦駅」西口3番のりば出口より [関東鉄道バス水海道駅・谷田部車庫行]行バス乗車 「学園並木バス停」下車
  • 「つくば駅」A4出口4番のりば出口より [関東鉄道バス荒川沖駅行]行バス乗車 「学園並木バス停」下車
TEL029-851-1346

 

県立並木中等教育学校とは(校長・編入)

中学校長深澤 美紀代先生創立2008年
制服あり昼食給食(前期課程)
クラス編成1学年4クラス登校時間8:20
休校土日祝日編入試験あり
土曜日休み携帯電話許可制
登下校連絡不明自転車通学許可制
災害時備蓄不明クラス替え毎年
夏休み7/23~8/31修学旅行広島・京都(3年)

県立並木中等教育学校の人数

1年2年3年
男子80名80名79名
女子80名80名80名
クラス数4組4組4組

※中高総生徒数:945名

 

県立並木中等教育学校の施設・セキュリティ

特別教室図書館 体育館格技場
トレーニングルーム多目的ホールブライトホール実践実習棟
プール

休日や平日の20時まで利用できる多目的学習館「ブライトホール」や、職員室前の「セルフスタディスペース」など、生徒の学習をサポートする環境が整っています。

 

県立並木中等教育学校の沿革

2006年 「県立高等学校再編整備の後期実施計画」を県議会が承認
中等教育学校準備室を設置
2007年県議会で校名が「茨城県立並木中等教育学校」に決定
2008年茨城県立並木中等教育学校が開校
2012年文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受ける。


県立並木中等教育学校の教育方針(教育理念)

<教育理念・建学の精神> 3SR’s
『自制』(Self-Restraint) 『自律』(Self-Reliance) 『自尊』(Self-Respect)を全ての教育活動の根本概念とした、次代の日本・世界の発展を担う『人間力』を備えた人材の育成

 

<育てたい生徒像>3W’s

  • 高い志と、それを実現しようとする意志をもつ生徒(Will)
  • 創造性豊かで、高い知性をもち,広い視野から物事を考える生徒(Wisdom)
  • 自他ともに敬愛する心と、物事に感動する豊かな感性をもつ生徒(Wonder)

引用元:茨城県立並木中等教育学校ホームページ

「人間教育」「科学教育」「国際教育・コミュニケーション能力育成教育」の3つを柱にした中高一貫教育を実施し、人間力を備えたグローバルリーダーの育成を目指しています。

 



県立並木中等教育学校のクラス分け・専科教員

県立並木中等教育学校のクラス分け

  • 県立並木中等教育学校では1クラス40名、1学年4クラスの編成です。

 

充実した教科別専科制の教員

2022年(令和4)度現在

校長1名
副校長1名
教頭2名
教諭61名
養護教諭2名
常勤講師2名
非常勤講師6名
実習教諭、実習講師、実習助手1名
事務職員4名
技術職員等5名
合計85名

 

県立並木中等教育学校の年間行事(入学式・運動会)

春の主な行事
始業式入学式1年オリエンテーション
生徒総会PTA総会定期テスト
学級づくり合宿(1年)スポーツテストかえで祭
交通安全教室(1~3年) 
  
夏の主な行事
定期テスト教育相談週間夏季休業
保護者面談特別授業4年NZ研修
夏休み探究交流会(4.5年)学校説明会スポーツデイ
前期終業式
  
秋の主な行事
創立記念日WR(ウォークラリー)定期テスト
SSH国内研修旅行 3年次修学旅行5年次修学旅行
2年国内語学研修教育相談週間実力テスト
保護者面談 
課題探究校内発表会冬季休業
冬の主な行事
SSH成果報告会定期テスト同窓会入会式
卒業式終業式 3年修了式
学年末休業入学者説明会春季課外
離任式

三大行事は、かえで祭(文化祭)と、60㎞の道を全校生徒が完歩する「ウォークラリー」、クラスの団結力を競う「スポーツデイ」です。

1年次に学級づくり合宿、2年次に国内語学研修、3年次に広島・京都での修学旅行、4年次はニュージーランド語学研修(希望者)、5年次にアジア方面の修学旅行と、毎年研修旅行を行っています。

ユネスコスクールに加盟していて国際教育にも力を入れているため、さまざまな体験活動を行って、学校の中では得られない貴重な体験をしています。

 

高等学校や大学への進学情報

6年間一貫教育を行っていますので、前期課程修了後は後期課程に進みます。

進学先 【2023年卒業生 合格実績】
帯広畜産大学、北海道大学、弘前大学、東北大学、秋田大学、茨城大学、宇都宮大学、埼玉大学、千葉大学、東京海洋大学、お茶の水女子大学、電気通信大学、東京大学、東京医科歯科大学、東京学芸大学、東京工業大学、一橋大学、横浜国立大学、信州大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、大分大学、福島県立医科大学、前橋工科大学、群馬県立女子大学、高崎経済大学、東京都立大学、横浜市立大学、北九州市立大学、長崎県立大学、青山学院大学、学習院大学、慶應義塾大学、芝浦工業大学、上智大学、東京理科大学、中央大学、日本大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、防衛大学校 など

2023年度は東京大学に9名、京都大学に5名、一橋大学に2名、筑波大学に13名など、国公立大学に89名が合格しています。

充実した進学指導

  • 5年次から文系・理系に分かれる。
  • 4年次で医学コースの選択を行い、5年次から実施

 

県立並木中等教育学校の時間割

主要5教科の1週間当たりの時間数

国語数学英語理科社会
1年45.5543
2年45.5543.5
3年45.554.54

1時間当たりの時間は55分、毎日授業が6時限あります。
※水曜日は、7時限です。

県立並木中等教育学校の入試情報

募集要項・人数(定員)・試験(受験日)日程・出願書類

1. 募集人員:160名(男女各80名程度)

2. 試験期間:1月6日

3. 出願受付期間:12月1日、4日、5日に必着(郵送のみ)
簡易書留郵便にて郵送

4. 出願書類

  • 入学願書
  • 写真票
  • 志願理由書
  • 調査書
  • 選抜結果通知用封筒(送付先の住所・志願者本人の氏名を明記し、720円切手を貼付)

5. 入学検定料:2,200円

6. 合格発表:1月18日

7. 入学手続:1月18日~19日16:00

8. 合格者説明会:不明

 



県立並木中等教育学校合格の学習カリキュラム

学習カリキュラム

中高6年間を2年ごとに、基礎期・充実期・発展期の3つに分け、さまざまな体験活動を通して課題解決能力を身につける「並木スタンダード」を実施

  • 1・2年次では55分授業で標準授業時間数より多い時数を確保し、基礎基本を定着させる。
  • 2年次では、数1Aの先取り学習、少人数指導を実施
  • 3年次では、数1Aの先取り学習を実施
  • 学校独自の科目「課題探究」を中心として、探究力や論理力を育成する系統的なカリキュラムを開発

4〜6年次では、1つのテーマを自分で決めて探究活動を行い、授業としてゼミ形式で展開している。

 

県立並木中等教育学校合格への受験対策・入試問題

県立並木中等教育学校の入試では、適性検査Ⅰと適性検査Ⅱ、面接が実施されます。

適性検査Ⅰは、小学校で学習した算数や理科、社会の内容をもとに、思考力や判断力、課題発見・解決力などが問われています。

適性検査Ⅱは、与えられた文章や資料をもとに、読解力や分析力、自らの考えを表現する力などが問われています。

面接は、20分程度で1グループ5名程度が、グループディスカッションをする形式で行われているようです。

入試問題の傾向をふまえて、過去問題集や塾で対策されておくとよいでしょう。

 

県立並木中等教育学校合格への受験対策(願書)

県立並木中等教育学校の願書対策

募集要項をよくお読みになって出願してください。

出願用顔写真のサイズ
  • 出願前3ヶ月以内に撮影した正面上半身無帽の写真(横3㎝×縦4㎝)
  • いばらき電子申請・届出サービスに写真データを登録する。
  • 印刷した写真票に証明写真を貼ることも可能
  • 証明写真を貼付する場合は、写真票と同じものを貼付

受検票準備完了通知メールを受信後に、受検票を自宅等で印刷してください。
12月12日以降に受検票準備完了通知メールが届かない場合は、志願先の県立中学校又は県立中等教育学校に問い合わせてください。

 



県立並木中等教育学校の合格実績

塾名2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度
茨進73名93名89名103名98名
思学舎61名57名58名
四谷大塚53名34名19名30名48名
早稲田アカデミー12名5名8名
日能研10名2名2名
サピックス1名1名1名2名3名

県立並木中等教育学校へ合格実績が多いのは、茨進です。

 

県立並木中等教育学校卒業の芸能人や有名人は?

旧並木高等学校の出身者には以下の方々がいらっしゃいます。

  • 清水直子さん(ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席ヴィオラ奏者)
  • 黒田俊幸さん(お笑いタレント・ダブルブッキング)
  • 佐藤友花さん(アーティスティックスイミング選手)  など

並木中等教育学校になってから10回卒業生を出していますが、まだ著名な卒業生はいません。
卒業生の活躍が楽しみですね。

 

https://jukenz.com/colum-11639

https://jukenz.com/tyucolumn-11777

https://jukenz.com/tyu-column-3504

https://jukenz.com/column-6-11651

 

 


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