数ある女子私立小学校の中でも、特に人気のある雙葉小学校。徳においては純真に、義務においては堅実にを掲げていて、その通りに子どもを育ててくれる方針は、多くのご家庭から賛同されています。
そんな雙葉小学校は、歴史あるお嬢様学校ということもあり毎年多くのご家庭が受験を希望しています。
今回は、そんな雙葉小学校についての記事をまとめてみました。
雙葉小学校好みのタイプは？
雙葉小学校の好みのタイプは、ご家庭のしつけがきちんと行き届いていて、考える力のあるお子様です。
雙葉小学校の制服に刻まれている「SIMPLE DANS MA VERTU FORTE DANS MON DEVOIR」とは「徳においては純真に、義務においては堅実に」という意味です。
つまり、品性があり誠実な子どもとして生活していくことが制服に刻まれているのです。
また、私立小学校には子どもだけでなくご両親も選考対象になります。子どもの成績がトータル的に良かったとしても、ご両親が学校側のタイプでなければ残念ながら不合格になってしまうというケースはよくあります。
ちなみに、雙葉小学校の好みのご両親は説明会で配布される「親の祈り」に書いてある内容がピッタリだと思います。
「神様もっとよい私にしてください。子どものいうことをよく聞いてやり、心の疑問に親切に答え子どもをよく理解する私にしてください。
理由もなく子どもの心を傷つけることのないようにお助けください。子どもの失敗を笑ったり、怒ったりせず子どもの小さい間違いには目を閉じて良いところを見させてください。
良いところを心から褒めてやり、伸ばしてやることができますように。
大人の判断や習慣で子どもをしばることのないように、子どもが自分で判断し、自分で正しく行動していけるよう導く知恵をお与えください。
感情的に叱るのではなく、正しく注意してやれますように。
道理にかなった希望はできるかぎりかなえてやり、彼らのためにならないことは、やめさせることができますように・・・」
このような内容が書かれています。
読んでわかるように、親としての在り方また雙葉小学校側が在ってほしい親の在り方が、全てのっていると思います。
そして、最初に書いている「しつけ」については行動はもちろんのこと言葉遣いなどにも表れます。個人的には、子どもの成長していく中でその子どもが話す言葉遣いが１番、その家庭を表していると思います。
たまに、とてつもなく言葉遣いの悪い５・６歳の子どもを見かけますが悪いのはその子どもではなく、そのような言葉遣いが日常的に使われている家庭に問題があると思います。
雙葉小学校では、品格があるご家庭が望まれているので毎日の生活にも気を配って生活しましょう。
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雙葉小学校好みの受験対策は？
雙葉小学校の受験対策は、まずお教室に通うことが１番です。基本的に、お教室を頼らなければ、かなり難しいです。ごくたまに、家でご両親が教えて塾なし受験を試みるご家庭がいますが・・・私の知る限り、塾なし受験を行った家庭は、全員不合格の結果です・・・
お教室に通わずに私立小学校合格！は、かなり昔の話だと思います。
家でご両親が教えることの弊害は、実はたくさんあります。
| ・ペーパーばかり解かせる | ・私語が増える |
| ・甘やかしすぎる（逆もあり） | ・集団行動の機会がない |
| ・受験情報がない | ・孤立していく |
ざっと洗い出しただけで６つ出てきました。
小学校受験で勘違いしやすいこととして、「ペーパー」が有名です。これは、小学校受験を知っている人ばらば理解している内容ですが、ペーパーだけを一生懸命演習しても合格できないのです。しかし、お教室に通わず独学で子どもを受験させるご家庭では、このパターンがよくあるのです。
お教室に通う子どもは、正直もちろんペーパーはかなり高い正答率です。また、お教室に通っていない子どもよりも問題を解くスピードや、意識が明らかに違います。
また、最近は私立小学校で「幼児教室のための説明会」が開催されています。内容は、「我が校では、こういう雰囲気（明るいや穏やかなど）の子どもを望んでいます。」という様な内容です。
つまり、幼児教室に「我が校の好みを教えるから、そんな子どもを作ってきたら入れますよ」ということだと思います。
この情報を握っている幼児教室は、子どもを希望の学校に入学させるために策を練ることができます。しかし、この情報が全くない受験素人の親で塾なしの場合どうでしょうか？
結果は、もうおわかりだと思います。
毎月のお月謝は、どこもいい値段がします。模試・講習・季節講座を合わせると驚くような値段です。
しかし、そのお金は今後に「生きる」お金であることを頭に入れておきましょう。
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雙葉小学校好みの願書対策は？
入学願書は、特に変わった内容はありません。名前から住所、生年月日、学校までの行き方を記入していきます。履歴書に書く内容といった感じです。
この入学願書を受け付けしてもらい完了後、参考票が送られてきて記入して提出をします。その間は、わずか１週間程しかないのでお教室の先生に添削を事前に行ってもらいましょう。
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雙葉小学校好みの参考票とは？
雙葉小学校の参考票とは、簡単に言うと紙上の面接用紙のようなものです。
写真は、本人だけでなく家族全員で写ったものを貼り、下にはその写真に写っている家族の略図を書きます。
肝心な、質問内容は子ども自身についての内容から家庭全体の内容まで、家族のことがほとんどです。
紙上の面接用紙と書きましたが、アンケートに近いかもしれません。ただ、内容は面接で聞かれるレベルの内容です。
学校説明会や、受験当日にアンケートを実施する小学校もありますが、参考票もアンケートも必ずよく考えてから記入してください。願書である程度ふるいにかける小学校というのが実際にあり、面接前に印象が良いか悪いかは、必ず合否に影響します。
通われているお教室とよく相談の上、計画的に記入するようにしてください。
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雙葉小学校の試験内容は？
雙葉小学校の試験内容は、ペーパーテスト・巧緻性テスト・面接になります。
雙葉小学校では、全ての試験項目で「思考力」を問う問題がかなり多く、日頃から生活の中で頭をよく使っているかどうかすぐにわかる程です。
巧緻性テストでは、基本的なはさみやのり、折り紙、紐結び、クリップで留めるなど学校生活で困らずにやっていくための基礎が多く出題されています。中には、ハンカチを畳むことを出題されたこともあり、日常生活の中で使う行動に重きを置いているのかもしれません。
巧緻性と似た課題で、行動観察テストもあります。
グループを複数組み、自分の考え・意見を相手に伝えられるかどうかや、相手の意見を聞くことができ尚且つ自分と違う意見の場合でも受け入れることができるかを見ています。
このレベルになると、ご両親の見えない子どもの世界でのテストになるので、長い月日をかけてご家庭とお教室で対策が必須になります。この行動観察テストで、本性を現して大変なことになってしまうご家庭もあるので、注意したい項目だと思います。
面接試験では、昔の雙葉小学校とは違う仕組みになりました。昔は、母子面接といって、お母様と子ども２人で面接に臨む仕組みでありましたが、現在の雙葉小学校では、ご両親と子どもの３人での面接になりました。
子どもからご両親への質問を行う時間を設けたり、ご両親から子どもへの質問を行わせる時間を設けたりします。
日常の親子関係が現れるので、日々のコミュニケーションを大切にしましょう。
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雙葉小学校のペーパー対策は？
雙葉小学校のペーパー対策は、普段から考える癖を子どもにつけておくことです。
雙葉小学校のペーパーでは、B４サイズで５～６枚枚程の問題が出題されます。問題数自体は、他の私立小学校と比べると多くはありません。しかし、その代わりに問題１問１問が難易度が高いものになっており、じっくり考えられることが必要です。
数、推理思考、図形、比較など算数の基礎となる問題は全体的に出題傾向にありますので、何度も演習問題を解いておきましょう。
問題が解けるだけではなく、試験管から出される口答の問題文も、きちんと聞き逃すことのないように、話を聞く力も育てておきましょう。
以前、とある私立小学校の先生から聞いた話で試験当日に問題を読み上げている最中に、「これ、塾でやったことある！！」と大きい声で叫んでしまった子どもがいたそうです・・・
子どもなので、知っている！という気持ちを伝えたかったことはよくわかるのですが、そのあとの回答の時には「あれ？問題なんだっけ？」ということになりかねません。
発言をしていい時とダメな時の区別も、教えて「空気の読める子ども」を作って試験に送り出さなければいけないのかもしれませんね。
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雙葉小学校の倍率は？
雙葉小学校の倍率ですが、公式のホームページでは非公開とされています。しかし、実際には８倍～１０倍程あるのではないかという話があります。
あくまでも噂に過ぎませんが、都心にあって有名校ということもあるので、あながち間違った数字ではないように思います。
８～１０倍は、かなり高い倍率ではありますが雙葉小学校を受験したいご家庭は、どうか諦めないでください。
中学受験・高校受験・大学受験では、「偏差値」という数字が決まっておりテストの点数で合格・不合格が決まる世界です。
しかし、小学校受験では「偏差値」という概念がないからこそ「サプライズ」があることがあるのです。
模試でも全然いい結果が出なかった子どもが、都内難関私立小学校に合格できたなどの話は、毎年必ずあります。また、受けた学校が全てダメで最後に１０倍の倍率がある小学校を受験して、そこで合格できたというパターンもあります。
模試は、あくまで自分の子どもがどこが苦手かを見極めるテストに過ぎません。中学受験の模試とは全く異なりますので、考えを同じにしないようにしましょう。
また、模試は毎月受けるよりは年長の夏・本番直前に受けることがポイントです。年長の夏前に受ける人数よりも年長の夏・本番直前に受ける人数の方が圧倒的に増えます。
少数の模試受験者の中で１番・２番を取ってもギリギリに受験を決意してきたご家庭が、どんどんその後の模試には現れてきます。そうなると、大人数の模試受験者での結果の方が、こどもの立ち位置の信ぴょう性が高いのです。
是非、参考にしてみてください。
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雙葉小学校の面接はどんな質問？
雙葉小学校の面接での質問は、家族についての内容やご両親自身の質問が多いです。
志望理由はもちろん、キリスト教の教育についてや親が子どものときのことまで、幅広く聞いてきます。
特徴的なことは、面接前の家族しりとりです。親子での会話の仕方や、コミュニケーションを見ている様で、この辺りも考査対象になっています。
ほかにも、参考票を基に面接を行っている場合もありこちらの参考票と答えがかみ合わないことのない様に準備しましょう。
雙葉小学校の偏差値(難易度)は？
雙葉小学校の偏差値を、他の有名私立小学校と比べてみました。
| 雙葉小学校 | 69 |
|---|---|
| 慶應義塾幼稚舎 | 68 |
| 早稲田実業初等部 | 68 |
| 洗足学園小学校 | 67 |
| 白百合学園小学校 | 66 |
尚、この表に書かれている偏差値は全て附属の中学校の偏差値になります。実は、私立小学校には偏差値という概念がありません。
しかし、附属の中学校の偏差値を見てわかる通り雙葉小学校の偏差値は高いと思われます。つまり、難易度は都内でもトップレベルと考えられます。
私立小学校の選び方というのは、学校の学業レベルではなく受験する子どもに合うかどうかが大切です。
実際に、倍率の高い私立小学校・国立小学校に進学後、学校の雰囲気に馴染めず登校拒否になってしまったご家庭もあります。子どもの性格や雰囲気は、学校ごとに面白いくらい全く違います。
ある学校は、とても物腰が柔らかい子どもが多く、またある学校はわんぱくな子どもが多いなど、真逆の生徒を好む学校ばかりです。
また、国立小学校になると生徒は国の研究対象になるので様々な雰囲気の生徒を選びます。今年はわんぱくな子どもばかりだったのに、去年は静かな子どもばかりなど、本当に毎年違う生徒を合格させています。
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