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藤井聡太が10段になる条件とは?今は10段が無いって本当?10段は徳川家康?

将棋界で史上初の8大タイトル独占を果たし、「藤井フィーバー」を巻き起こしている藤井聡太さん。そんな藤井聡太さんは、史上最年少の18歳11か月で将棋界の最高段位である九段に昇段されました。

では、これまで将棋界では十段という段位が存在していたのでしょうか。本記事では、十段が存在した場合、藤井聡太さんがなれる条件や十段は徳川家康だったという真相を詳しくご紹介いたします。藤井聡太さんファンはもちろん将棋にご興味のある方は必見です!ぜひ最後までお読みになってください!

 

藤井聡太が10段になる条件とは?今は10段が無いって本当?

出典:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/772853(写真)

2023年現在に将棋界では、そもそも十段という段位は存在しないようです。なので、結論から申し上げますと、十段という段位が存在しない以上、藤井聡太さんが十段になる条件は無いということです。将棋に詳しい方々は、ご存知かと思いますが、以前「十段戦」というタイトルが存在しており、勝者が十段と呼ばれていました。

ここで、「十段戦」ができた経緯を詳しく見ていきましょう。1948年に一般棋戦「全日本選手権戦」が創設。2年後の1950年に「九段戦」と「名人九段戦」という新たな九段のタイトルに変わったようです。

12年後の1962年に2つの棋戦が統合され、「十段戦」に移行されました。「十段戦」に移行されてから、26年後の1988年に現在の「竜王戦」という棋戦になったようです。こうして「竜王戦」という将棋のタイトルの中でも、名高い棋戦が誕生されました。

今後、十段という段位が誕生した場合、藤井聡太さんが誰よりも早く十段に昇段することは実力からも間違いありませんよね。将棋界も年々、変化してきているので将来、十段という段位が最高段位になっている可能性もあり得ます。

以上、2023年現在、十段は存在していないため、藤井聡太さんが十段になるための条件はありませんでした。

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昔は10段が存在していた!10段は徳川家康?

出典:https://www.chunichi.co.jp/article_photo/list?article_id=786678&pid=3986342(写真)

結論から申し上げますと、昔は十段という段位が存在していました。なんと日本人なら誰でも知っている歴史上の人物である徳川家康が十段だったようです。以下に、十段が存在していた理由を2つまとめました。

・タイトル獲得をかけた挑戦権を明確にするため

・十段という段位は徳川家康に贈られた

では、1つずつ見ていきましょう。

タイトル獲得をかけた挑戦権を明確にするため

例えば九段同士の棋士がタイトル戦で対局する場合、どちらかが勝つと段位が十段になる訳ではありません。棋士同士も混乱してしまいますよね。こうした分かりにくいルールを明確にするために、タイトルに十段とつけていたようです。

※ここで言う十段は段位ではなく、あくまでタイトルということ。

十段という段位は徳川家康に贈られた

出典:https://www.asahi.com/photonews/gallery/moriuchi/20120523.html

2012年に徳川家康は十段という段位を贈られています。というのも、3人の永世名人である羽生善治さん、谷川浩司さん、森内俊之さんが徳川家康に十段段位の推戴状を贈りました。では、なぜ徳川家康に十段という段位を贈ったのでしょうか。

理由は、徳川家康は将棋が好きで、将棋を保護したことがあるからです。こうした経緯から、徳川家康に十段という段位を贈ったとされます。

以上、昔は十段という段位が存在しており、歴史上の人物である徳川家康に十段を贈っていました。

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将棋10段の棋士とは?

出典:https://diamond.jp/articles/-/291071(写真)

将棋十段を獲得した棋士をご紹介いたします。以下にまとめました。

・大山康晴

・加藤一二三

・中原誠

・米長邦雄

・福崎文吾

・高橋道雄

将棋界を支えてきたそうそうたるレジェンド棋士の方々の名前が並んでいます。中でも、皆さんに顔なじみの「ひふみん」こと加藤一二三さんも十段棋士の1人です。普段、テレビなどで愛嬌のあるキャラクターですが、棋士としてすごい方だったということが改めて分かります。

ちなみに藤井聡太さんのプロデビュー戦の相手が加藤一二三さんでした。以下に当時の画像を載せましたので、ご覧ください!

藤井聡太さんは、当時14歳であどけない表情が見えます。対して、加藤一二三さんは当時76歳でした。なんと年の差62歳の史上最年少棋士と現役最年長棋士の対戦でとても話題となりましたよね。

結果は、藤井聡太さんが勝利し、華々しいデビュー戦を飾りました。数々の快挙を成し遂げてきた加藤一二三さんに勝利したことは、当時の藤井聡太さんにとって大きな自信につながったと思います。今や藤井聡太さんは将棋界で史上初の八冠を達成されました。

十段棋士の方々と肩を並べるほどの素晴らしいご活躍をされています。将来、藤井聡太さんがレジェンド棋士の1人として名前を残すことは間違いありませんよね。

以上、将棋十段を獲得した棋士をご紹介いたしました。

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将棋10段のすごさとは?

出典:https://toyokeizai.net/articles/-/678528?display=b(写真)

将棋十段がどれくらいすごいことなのでしょうか。結論から申し上げますと、十段に到達する棋士は世界トップクラスでほんの数名しか存在していないようです。では、十段になるまでの道のりを詳しく見ていきましょう。

まず、将棋界の段級位制度では四段から九段までがプロ棋士の段位です。三段以下が新進棋士奨励会の段級位となっています。藤井聡太さんの場合、史上最年少の14歳2か月で四段に昇段し、プロ入りされましたよね。

藤井聡太さんは、わずか5年あまりで九段の段位に位置しました。2023年現在、八冠を達成している藤井聡太さんでも十段ではないということです。十段は、将棋界で最高峰のタイトルであり、獲得すれば将棋界の歴史に名を刻むことができます。

先程も述べましたが、将棋十段を獲得されている棋士は数々のタイトルや長年に渡り、将棋界に功績を残しているレジェンド棋士です。改めて将棋界で十段に到達するのは極めて難しいことが分かります。ですが、藤井聡太さんのご活躍を見ていると、もはや世界最高のプロ棋士と言えるでしょうね!

将来、藤井聡太さんをはじめ、何人かのプロ棋士が十段に到達する姿が楽しみです。

以上、将棋界において十段がどれくらいすごいことなのかをご紹介いたしました。

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将棋10段は最高の段位?

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/680690a519799954cbbf859c9c8f1a9eebbab885/images/000(写真)

2023年10月現在、将棋界の最高段位は十段ではなく「九段」です。将棋界で史上初の八冠を達成した藤井聡太さんが史上最年少の18歳11か月で最高段位の九段に昇段されています。なので、今回は最高段位である九段について詳しく見ていきます。

では、将棋界の最高段位である九段になるにはどのような条件があるのでしょうか。以下に詳しくまとめました。

<九段の昇段条件>

・「竜王」を2期獲得

・「名人」を1期獲得

・タイトルを合わせて3期獲得

・八段昇段後、公式戦で250勝

上記の4つの条件をすべて満たす必要はなく、どれか1つでも条件を満たしていれば九段に昇段できるようです。ここで、藤井聡太さんが九段に昇段した際、獲得していたタイトルを以下にまとめたので見ていきましょう。

<藤井聡太さんが九段に昇段した際に獲得していたタイトル>

・17歳11か月で「棋聖」を獲得(タイトル最年少記録を更新)

・18歳1か月で「王位」を獲得(タイトル二冠を達成)

・18歳11か月で再び「棋聖」を獲得(タイトル初防衛を果たす)

藤井聡太さんの場合、「タイトルを合わせて3期獲得」という条件を見事達成したことで九段に昇段されたようです。藤井聡太さんが九段に昇段するまでの最年少記録は、渡辺明名人の21歳7か月でした。大幅に記録更新で改めて藤井聡太さんの偉大さが分かります。

以上、2023年10月現在、将棋界においての最高段位は十段ではなく「九段」でした。

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この後、10段が新設される可能性は?

出典:https://www.shogi.or.jp/news/2023/10/post_2367.html(写真)

今後、将棋界で十段が新設する可能性は2023年10月現在ではありません。ですが、過去に「十段」を新設したらどうかなのかと提案された方がいたようです。提案した方というのが「ひふみん」こと加藤一二三さんとされています。

加藤一二三さんはすでに引退されていますが、現役時代の段位は九段でした。加藤一二三さんも「名人1期」「王位1期」「棋王2期」「王将1期」と旧タイトル「十段3期」の計8期のタイトルを獲得されています。ちなみに藤井聡太さんがプロ入りする前までは、史上最年少の14歳7か月でプロ入りされたという最年少記録を持っていました。

そんな加藤一二三さんは、2017年6月20日をもって引退。当時77歳でなんと62年10か月という長さの現役生活でした。現役時代の2001年に将棋連盟総会に十段の新設を提案されています。

というのも、加藤一二三さんが九段昇段後、1000勝を達成。加えて、史上3人目となる通算1200勝の偉業を成し遂げたためです。他にも名高い棋士の名前を挙げ、段位としての十段の新設を提案されました。

ですが、十段の新設はされず、2023年10月現在も最高段位は九段となっています。今後、十段が新設される可能性があれば、藤井聡太さんが史上最年少で十段に昇段するのではないでしょうか。

以上、今後、十段が新設する可能性はありませんでした。

 

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