2021年10月から日テレ系で放送中のドラマ「二月の勝者」中学受験のリアルを描いた作品です。
そのドラマは原作は著者:高瀬志帆さんの漫画です。
当、教育研究所が独自の観点からこの作品を評価させていただきます。
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[二月の勝者の評価ドラマ] <黒木先生名言>
君たちが合格できたのは父親の経済力と母親の狂気
「自分は天才」とでも思っているのか?
前哨戦である1月地方入試で「灘」に合格したから?
「ラサール」が「渋幕」が受かったから?
カン違いも甚だしい
君たちが合格できたのは、父親の「経済力」そして母親の「狂気」
引用元:「二月の勝者」1巻第1講「二月の挑戦」
この作品は上記の強烈なインパクトのある名言から物語が始まる。
私はこの名言が心に突き刺ささり、この作品の虜になりました。
まず、父親の経済力についてですが、高学歴のお子さんの過程がそれなりに高所得であることは良く知られた事実ですね。
小学校受験も同じ、中学校受験並みに幼児教室にかける塾代は年間130万ほどかかります。
よって、父親の経済力があれば、塾やその他のお稽古で子どもの学力が向上することにないます。
次は、母親の狂気ですが、同じく母親である私は、「狂気」を認めなくないような、ずばり痛いところを突かれたような複雑な気持ちになりました。
私は「狂気」=「本気」だと思っています。
軽い気持ちでは第一志望はおろか、受験は成功しません。
本気で、難関目指するなら、母親も力は絶大で必須です。
逆に言えば、母親の本気がないと中学受験は成功しないとまで言い切れます。
小学校受験でも、母親が本気で努力して難関校へ我が子を合格させたいと本気で取り組んだ母親だけが合格しています。
偶然合格できた、なんてことは皆無に等しいです。
狂気になるほど、本気出して受験に取り組んだということです。
これから、受験を迎えるかたは、本気で取り組む覚悟が必要だというメッセージとして受け取ると良いと思います。
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[二月の勝者の評価ドラマ] 東京都の難関トップ校に合格できるのは都内受験生の1割
第1巻で、佐倉先生への現在の東京都における中学受験の現状を説明したシーン。
日本全国の小学校6年生の数は約110万人。
そのうち東京都内だけで10万人。
さらに東京都内で受験する児童は2万5000人。
日本全国を対象にすると、6年生の44人に1人が受験する確率になります。
東京都内では、4人に1人が受験する確率になります。
地域によって受験する人数は異なりますが、都心になるほど、中学受験する人数は多くなる傾向にあります。
私は都内に住んでおりますが、公立小学校の8割が中学受験する学区になっており、ほぼ全員が公立に進み中学受験を考えています。
こちらの作品では、2月1日中学受験日はクラスの1/3が学校をお休みして受験に行くというフレーズがありました。
私が住む学区はもっとお休みして受験していると思います。
最難関東京男女御三家の募集定員1340人として、1340人になれる確率は2.58%。
+準御三家+トップ大学付属校を合わせて20校の合格者数は2500人なので、東京都内で受験する生徒2万5千人のうち、憧れの難関校に合格できるのは10人中1人という確率になると説明されています。
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[二月の勝者の評価ドラマ] <黒木先生アドバイス>
シャーペンの芯が折れると集中力を低下する
シャーペン回しをして失敗して落とすと当然、中の芯が折れます。
問題を解いていて芯が折れると集中力も低下します。
実は鉛筆の方が合理的です。
と、黒木先生がシャーペン回しをしている生徒にアドバイスをします。
私もシャーペン回しをしていると、実はそっちに気を取られているので問題を解く方に脳は集中していないと思います。
それに、シャーペン回しは失敗するまでずっと回し続けてしまいます。
それでもシャーペン回しをしたい人には私は落としても芯が折れないシャーペンなら良いと思います。
しかし、シャーペンや消しゴムを落とすと拾うとき脳の集中は切れてします、落とした物を拾う時間はロスタイムです。
ですので、私は学習中はそもそもシャーペン回しはしない方が良いと考えます。
えんぴつを削ったものを何本か用意して
ゴムで束ねておくと、転がりにくく落ちません。
さらにこのように黒木先生はアドバイスしてくれます。
なるほど、ゴムで鉛筆を束ねておくのも、素晴らしいアイディアですね。
これは一度やってみる価値があると思いますので、これからの受験生はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
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[二月の勝者の評価]ドラマ <黒木先生名言>
凡人こそ中学受験すべき
1話の話は、息子にプロサッカー選手を目指して欲しい父親。しかし男の子は偏差値40で、塾通いしてもなかなか偏差値が伸びない。このまま塾に通って無理に中学受験して良いのか悩んでいるシーンで、黒木先生は
「凡人こそ中学受験すべき」
と言い放ちます。
全国のサッカー競技人口、高校生・大学生・Jユース所属の最高学年合わせて
約5万8千人。
日本で毎年プロサッカー選手になるのは、J1とJ2とJ3合わせて、約120人。
よって、プロサッカー選手になれる確率は約0.21%
これと比較して、東京の憧れの難関校に合格できる可能性は10%と解説をし、プロサッカー選手よりも中学受験の方を進める。
さらに、中高一貫校に通えば、6年間サッカー部でサッカー三昧でいられるというメリットも話す。それに納得してしまったご両親は黒木先生の言う通り、そのまま中学受験することになった。
私も中学受験で少し頑張れば、憧れの難関校に入れることも素晴らしいメリットです。難関校に入るとその後のメリットも多く、教育熱心な家庭や勉強熱心な生徒の中で、自分自身も学力向上を無意識のうちにできるというメリットもあると思います。
私は両方の良いとこ取りをすると良いと思います。
サッカーが強くかつ憧れの難関校を志望校に置き、サッカーのために勉強も頑張るようにすればモチベーションアップにも繋がると思います。
プロサッカー選手になるよりも勉強して学力向上させる方が将来的にも良いと考えます。
サッカーなど才能による分野は本当に厳しい世界だと思います。
もう少し現実的に考えた方が良いと思います。
高校から入学しようとすると、偏差値が10以上高くなる学校もあるので、それなら中学受験して入った方が良いとも考えられます。
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[二月の勝者の評価]ドラマ
粘って頑張った経験のある子は受験でも強い
サッカー選手になりたい祐星の算数の答案用紙を見て、黒木先生はこう言いました。
解こうと粘ったのが良く分かる答案です。
スポーツか何か長い期間、取り組んできたものがあるんでしょう。
粘って頑張った経験のある子は、受験でも強いですよ。
私も共感しました。
勉強だけでもメンタルが育ちません。
努力を積み重ねると出来るようになる経験を積んだ子は、その後、壁に当たっても乗り越えられる力が備わっています。
一方、努力して成功体験のない子は、壁に当たった時、どうせ自分には乗り越えられないとすぐに諦めてしまいます。
体操でもピアノでもなんでも良いので、どんな努力でも成長してできるようになっていることを大袈裟に褒めてあげることで、自己肯定感が増し乗り越えようと努力する力が湧いてきます。
プロを目指さなくても、幼児期にこのような成功体験を繰り返すことが非常に大切になってきます。
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[二月の勝者の評価]ドラマ
ますます中高一貫化が広がっている
佐倉先生が中学受験の現状のレクチャーを受けているシーンです。
御三家の男女6校中、高校から入れるのは男子校の開成の1校のみ。
私立だけではなく、公立の中高一貫校って首都圏に22校もあるんだって。
首都圏だけではなく、地方の公立校も中高一貫化している。
私立の伝統名門校ほど高校募集をやめている。
ということで、憧れの難関校ほど高校募集をやめているので、中学校受験の重要性は増していると私は思います。
学校側も6年間かけて、じっくりと生徒に寄り添い育んでいきたいと思ってのことです。
青春時代の6年間という長い期間を過ごす学校ですので、ご自分が希望している合格して楽しい学生生活を送って欲しいと私は思っています。
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[二月の勝者の評価]ドラマ <黒木先生名言> 他に好きなことがある子ほど受験をやめなくて良い
電車好き、電車おたくのRクラスの匠君の話題です。
大好きな電車を封印してまで中学受験すべきかどうか悩み始めるご両親に対して、黒木先生は、匠君に鉄道クラブがある難関中学校のパンフレットを見せて、受験へのもモチベーションアップさせたのです。
さすが小学生、直ぐに勉強へのモチベーションが上がり前向きなりました。
プロサッカー選手になりたい祐星君と匠君も同じで、勉強以外に好きなことがある子はその好きなことをできる中学校を志望校にして受験勉強も頑張ると相乗効果が発揮できると私は考えます。
私からすれば、両方の家族のご両親は、もっと子どもと意見交換し、意見を尊重し、受験へのモチベーションをあげるように働きかけるべきだと思います。
現実は、黒木先生のようにここまで親身になってくれる塾はないと思います。
勉強しないのは本人に原因があると塾の講師は思っていると思いますので、せっかく高い塾代を払っているのに、成績が上がらない原因は何か、本人が勉強するモチベーションが保てているかは親がしっかりとウォッチしているべきだと思います。
小学生、生まれてからまだ12年しか生きてないのです。
本人任せにしないで、受験すると決めた以上は親がしっかりと寄り添い伴走してあげるのが親の責任だと思います。
受験勉強をしている本人は小学生でも不安で孤独です。
学習はどんどん難しくなるし不安に陥るのは当然ですので、それをしっかりフォローするのが親の役目です。
どうか大切なお子さまを孤独にしないで、わからない箇所は一緒に勉強したりして、一緒に受験する姿勢を見せて、安心して受験に挑めるような環境を作ってあげて欲しいと私は思います。
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[二月の勝者の評価]ドラマ
合格のためのゲンかつぎグッズ
このようなゲン担ぎグッズは小学生のモチベーションアップには効果絶大です。
他にも、キットカット、キット勝っつ!のような合格しそうな名前のお菓子も効果ありますので、ぜひ、運も味方に取り入れてみてください。
必勝はちまち (第1巻)
試験の前日に桜花ゼミナールの6年生が集まって、頭に必勝はちまちを巻いているシーン。
これをまくだけでもモチベーションが上がり、前向きになれますね。
受験生必須アイテムです。
五角形の金色の鉛筆・五角形の消しゴム(第1巻)
五角形だから、ごーかく、というダジャレから来ています。
黒木蔵人先生も作品の中で、鉛筆の方が集中力が途切れなくて良いと鉛筆を進めています。
シャーペンは芯が折れたときに集中が切れることがデメリットだと言っています。
今どきの小学生は学校では鉛筆を使い、塾ではシャーペンを使うようです。
確かにシャーペンの方が使い続けても芯が太くならないから良いというメリットもありますので、芯が折れないシャープペンシルがあるので、これを使い、集中力を持続させると良いですね。
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太宰府天満宮の学業お守り(第1巻)
天神さま(菅原道真公)をお祀りする全国約12,000社の総本宮と称えられ、「学問・至誠・厄除けの神様」として、ご崇敬を集めています。
太宰府天満宮は、菅原道真公の御墓所の上にご社殿を造営し、その御神霊を永久にお祀りしている神社です。 「学問・至誠・厄除けの神様」として、日本全国はもとより広く世のご崇敬を集め、年間に約1000万人の参拝者が訪れています。菅原道真公
道真公は、さらに勉学に励み、学者としての最高位であった 文章博士となり、栄進を続けられました。
学問だけでなく、弓にて百発百中の腕前を披露されるなど、文武両面に傑出した人物として、その名を馳せていました。
さすがに福岡県まで行くのは遠くて大変という方には郵送による御祈願やお守りを購入できるようなので、詳しくは太宰府天満宮のサイトを読んでくださいね。
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とんかつまい泉の「ヒレかつサンド」(第1巻)
受験に勝つ!サンド
第1巻 1月31日、明日2月1日、首都圏の中学校受験の日の前日に激励会が行われました。そこで、保護者の差し入れが、アトレ吉祥寺のまい泉のカツサンドでした。
私も、まい泉のヒレカツサンドはとても大好きで良く買って食べます。
作品に登場してテンション上がり、また食べたくなりました。
ちなみに、吉祥寺の東急百貨店でのまい泉のヒレカツサンドを購入することができます。
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[二月の勝者の評価]ドラマ まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
これは都内の中学受験のリアルを包み隠さずに表している大変素晴らしい作品であると評価させていただきます。
高評価その1:これから中学受験をする方も、今まさに中学受験中の6年生のご家族にも受験とどう向き合うかというテーマを考えさせてくれます。
高評価 その2:著者の高瀬さんが各塾へ一生懸命リサーチされた貴重な情報も併せて共有していただける
高評価 その3:中学校受験における塾講師によるアドバイスが得られる。
上記の3つに理由から、二月の勝者‐絶対合格の教室‐は高評価とさせていただきます。
引き続き、もっと深く掘り下げてこの作品から得られる有益情報を受験に生かしたいと思います。
ありがとうございました。
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