私立小学校の最高峰ともいえる慶應義塾幼稚舎。
一般的な私立小学校と比べると、慶應義塾幼稚舎は、ペーパー考査も、親の面接も無い入試です。子どもの様子だけをみて合否を決められます。ですので、試験対策が難しく、子どもそのもの、つまり、生まれてから試験日前日までの行き方が合否を左右すると言えます。
それでも、毎年多くの志願者が受験されますが、倍率や受験内容はどのようなのか、ご紹介します。
慶應義塾幼稚舎の倍率は?
慶應幼稚舎の倍率は、2021年でおよそ12.2倍と言われています。
この年以外にも、毎年10倍は超えているので、この2021年は特に志願者が集まった年となったと思います。
2021年に12.2倍まで上がった理由の1つに小学校受験に挑戦するご家庭が増えたことや、受験者1人あたりの併願校が増えたことが要因だと思います。
ある記事によると、例年より10%程増えたとのことです。
コロナウイルスが蔓延する前にはなかった「オンライン説明会」が急激に増え、気軽に説明会に参加が可能になったことも大きかったのではないでしょうか。
過去の説明会では、気になる私立小学校が複数ある場合、説明会の日程が被ってしまうということがよくありました。
しかし、コロナウイルスが蔓延後にはオンライン説明会がどこの私立小学校でも行われるようになり、例え気になる私立小学校の説明会日が重なってしまったとしても、アーカイブ機能を使って見ることができるようになりました。
中には、アーカイブを残さない私立小学校もあるのでこの辺りは先に学校側に確認をしましょう。
しかしこのオンライン説明会、実はうまく見れない場合もあるのです。
典型的な例が、ZOOMを使ったオンライン説明会です。
実は、ZOOMには講演会などのように、主催者が多くの人々に向けて配信できるプラットフォームがあります。
この使い方がわからないと、「音声が聞こえないことがあり1時間の説明会内容が全く分からなかった・・・」との話はよく聞きます。
実際に私も、オンライン説明会に参加をした際に音声が聞こえない・映像が途切れる等のトラブルが多々ありました。
入りなおすと好調になりますが、時間が経つとまたこのような障害が出てきてしまい、正直説明会どころではありませんでした。
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慶應義塾幼稚舎の受験内容は?
慶應義塾幼稚舎の試験内容は、絵画制作・運動テスト・集団遊びの3項目です。
面接やペーパーがないことが特徴で、都内・首都圏全体的にとても珍しいと思います。
また、絵画制作では「制作」とあるくらいなので、絵を描くことと物を作る試験になっています。
慶應義塾幼稚舎では、子どものありのままの姿を見たいので特に対策は必要ありません。と、書いてあるようですが色使い・書き方等どの受験者も対策してきますので、必ず試験対策をした方が良いでしょう。
運動では、ダンスに似たような模倣が出題されていますので恥ずかしがりやな子どもによっては、動きが小さくなってしまったりする可能性があります。
恥ずかしいという気持ちは、試験前に何度も練習をすることで拭われる可能性があるので、幼児教室でしっかりと対策をしましょう。
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